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イタリア ローマのパンテオン神殿跡 【ROMA Pantheon】

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概要

パンテオンは、現在まで残るローマ時代の建築の中で最も複雑な、そして最もよく当時のままの姿を残している建築である。キリストが生まれる数年前、アウグストゥス帝を讃え、アグリッパによって建設されたが、その後、ハドリアヌス帝の時代(120年頃)に建て直され、現在に至っている。当時の姿を残しているのは、608年に、聖母に捧げられた教会に転用され、歴代教皇にとっても大事な場所となったためである。複雑、というのは、球、円筒、正方形など、幾何学的な形が組み合わされ、また2っの異なる建築様式(典型的な神殿建築のオーダーと、浴場建築によく使われた円形の構造)が採用されているからである。厚さ6皿に及ぶ円筒形の壁が、直径、全高ともに43.3mのクーボラを支えている。このクーポラは、モルタルによって造られたヴォールトの中では最大のもので、サン・ピエトロ大聖堂のそれさえも凌いでいる。クーポラの頂点には直径9mの円形の開口部があって、これが建物内部を照らす唯一の光源である。内部正面には、薄紫色の大理石でできた大きな壁寵があり、その両側にはやや小さなそれが計6つ穿たれている。それらに使われた多色大理石の色彩効果は、この空間に大きな魅力を与えている。

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